沖縄戦跡と戦後沖縄を巡る旅人

あの凄惨極まりない沖縄戦を遡り、時には戦跡を探訪するブログ

ハーフムーンヒル

真嘉比小学校の裏

真嘉比南公園

かつて沖縄戦時、アメリカ軍からはハーフムーンヒルと呼ばれ、シュガーローフと共に日本軍にとっては那覇侵攻に対する最終防衛ラインとして大激戦が行われた。

奪われた→奪還した→また奪われた→奪還した、を繰り返したシュガーローフとは異なり日本軍完全撤退まで一度もアメリカ軍の手に落ちたことはなかった。

大道森(だいどうむい)と呼ばれていた

 

戦後この地はアメリカ軍に接収されてあたが、お墓や畑が多い場所で、全くの手つかずの草ボーボーだったらしい

日本に返還後、本格的遺骨の発掘調査が行われたが、とにかく出るわ出るわ、日本軍やアメリカ軍の兵士と思われる人骨やら、銃剣、薬莢、兵装品の数々が。

公園内にはこのモニュメントがあります。

ちなみに上部の横に長いコンクリートは銃撃を受けた跡が残ったコンクリート造りの建物の一部分です。

2010年くらいまでは、度々遺骨の発掘調査が行われ、地元の真嘉比小学校の児童たちが社会科の歴史学習の一環として行うこともありました。

しかし、「もう、きりがない」などの理由でまだまだ一帯に眠る無数の遺骨は、再開発の名のもとアスファルトの下に埋められてしまいました。